サーチ力が無茶苦茶エグい友人の話

私はネット上の人格とリアルの人格をはっきり分けたい人間だ。

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インスタとかバリバリやってる高校生はリアルの自分としてネット上にアカウントを作ったり自分の顔を晒すことに何にも抵抗がない世代なのかも知れないが、2ちゃんやモバゲーで育ってきた自分としてはネットはネット、リアルはリアルという考え方でネットに素顔が載るときは2ちゃんで炎上個人情報を特定されたときというイメージがある。 HUNTER×HUNTERの念能力者のように自分の情報を晒す=ピンチに繋がるという強迫観念があった。

よって私は現実世界の自分とは切り離してSNSでのネットライフを楽しむようになった。

 

これはそんな私と一人の友人とのめちゃくちゃしょーーもない攻防を書いた話。

 

 

高校生の頃、私はモバゲーで小説を書いていた。

高校生活のあまりの暇さに始めたただの時間つぶしのつもりだったが、これがなかなかどうして楽しかった。 内容は当時ハマっていたゲームのスピンオフ的なものとか何かいろいろ書いていた気がする。 あまり思い出したくはない。

もちろんとても人に見せられるような出来ではないのでこの趣味はこっそりと行っていた。 知人に見られる心配がないという安心感があるので、のびのびと書きたいものを書いていた。

飽きたらアカウント消して引退すればいいだけなので私はこの秘密の趣味を気楽に楽しんでいた。

 

 

ところで私には一人の友人がいた。

この友人は高校時代からの付き合いだが、お互いに育ちの親がネットみたいなところがあるので出会って割とすぐ意気投合した。

この友人とは今でも頻繁に連絡を取り合う仲で、「○○炎上してるぞ」「草」みたいなしょうもないラインを送り合える貴重な友人である。

そして私が百合好きだと知っている数少ない友人でもある。

この友人自体は百合に全く興味が無い(最近はそうでもないらしいが)が、私は壁に話しかけるくらいのつもりで今でもこの友人に百合の話を一方的にしたりする。

 

 

そして受験シーズンに突入し小説の更新頻度も落ちてきた頃、塾で勉強する私に友人から一通のメールが届いた。

「お前○○って名前で小説書いとる?」

 

特定された。

 

確かにこの友人にはモバゲーでこっそり小説を書いていることを話したことはあった。

が、アカウントを特定されるのが嫌だったので内容については頑なに黙秘を貫き通していた。 他人に見られないという絶対的前提の元で成立する趣味だったからだ。

しかし、この友人は私の何気ない日常会話から好きなものなどのキーワードを拾い集め、星の数ほどあるモバゲーの小説の中からピンポイントで私のアカウントを特定してきたのだ。

あまりの恥ずかしさに思わず塾で顔を伏せてしまった。

 

この事件をきっかけに私のネットリテラシーは厳重警戒態勢となった。

セイジロウとしてこのブログやツイッターを始めるときも、とにかくリアルの自分との接点を無くすよう気を配った。 特にその友人は仮想敵とし、正体を掴まれることのないように細心の注意を払った。

わざと学生なのか社会人なのかよくわからないようにし、自分の情報はできるだけ出さないようにした。 セイジロウとしてツイッターで写真を挙げるときは緑のカーペットを背景にしているが、その友人に写真を送る際には別のカーペットを背景にし、少しの共通点も残さなかった。

このブログで記事として挙げた内容はその友人との会話では出さないようにした(ガルパン、etc)。

こうしてセイジロウとリアルの自分は完全に切り離され、私はネット世界での安寧を手に入れた。

 

どうみても考えすぎだと自分でも思う。

有名なまとめサイトならまだしもブログなんて最近はあまり流行っていないし、こんなマイナーな趣味のブログに知人が訪れる確率なんて天文学的数値だろう。

そもそもその友人は百合に興味が無いのだからこのブログに辿り着くはずがない。

一体自分は何の心配をしているのか。 ここまでくるとただの自意識過剰だ。 プライベートで自分だとバレることを恐れる芸能人気取りか。

 

 

 

とある日、その友人にcitrusの話をしていた私は百合展でゲットしたサブロウタ先生のサイン入りポスターを自慢したくなりそれを写真に撮った。

最初はいつもの緑のカーペットの上で撮ろうかと思ったが心のネットリテラシーが警告を出していたので、さすがに考えすぎだろ・・・と思いつつも不安要素を排除するため壁に立てかけて写真を撮って送った。

 

 

8分後、無慈悲なラインが届いた。

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あまりの動揺に思わず送ってしまったラインがこれだ。

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いや、言った。 確かにその友人にこのブログについて話したことが一回だけある。

確か数年前一緒に東京に遊びに行ったときだったか。

どういう流れかは忘れてしまったが、このブログを始めたばかりの私は百合の感想を書くブログをやっていることをボソッと言った。 それ以上私は詳しく語らなかったし、友人も特に興味はないようだった。 ふーんという反応だったと思う。

すぐにその話題は流れた。 完全にその話は忘れ去られていたと思っていた。

 

しかし、あろうことかその友人はアニメ化で話題になったcitrusに興味を持ち、ネタバレを検索してこのブログに辿り着き、その記事で写っていた緑のカーペットと私が送ったポスターの写真の端っこにたまたまチラリと写り込んでしまった緑のカーペットを奇跡的な推理力で結びつけ、私とセイジロウを一体化させてしまった。

何なのだこのピンポイントなサーチ力は。 FBIか。

 

私は観念して百合ブログをやっていることを吐いた。

やれることは全てやって負けて(?)しまったのだ、これはもうしょうがない。 何故か清々しい気分だった。 部活の引退試合のようだった。

 

以来その友人はたまに私のアカウントを覗くらしく、「焼肉食ったのかwww」「乳液使ってるらしいな」と定期的に監視されている。

別にアカウントをフォローするわけでもなく、ただただブラウザで見るという感知不可能な監視の仕方をしてくるあたり最高にいやらしい。 こいつはそういうやつだ。

 

次は気を付けようとも思ったが正直これ以上気を付けることができない。

やはりネットとリアルを完全に分けることなど不可能なのかもしれない。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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2 thoughts on “サーチ力が無茶苦茶エグい友人の話

    1. セイジロウ

      自分の場合はこのブログのことをこの友人にしか話しておらず、最大限の警戒をしていたつもりですが見事にピンポイント爆撃されました笑
      今では逆に気が楽になりましたね。

      Reply

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