姫騎士征服戦争

百合作品「じゃなかった」ので注意

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深見真先生の『姫騎士征服戦争』です。ファンタジア文庫から出版されております。

発売前にとても期待していただけに、読んだあとのガックリ感はとても応えました。

本棚を漁っていたらこの本を発見し、当時の気持ちを沸々と思いだしてきたので書きたいと思います。

 

 

・だいたいのあらすじ

人間の生体エネルギー「生体蒸気」。

この偉大なるエネルギーの発見によってこの世界は産業革命を起こし、生体蒸気は社会を支える重要な基盤となっていた。

その最たる発明こそが「動力鎧」である。

人間を一騎当千の兵器にするこの鎧は生体蒸気によって稼働し、今や戦争はこの動力鎧を纏った者のみで行われるものとなっていた。

 

名門ヘイスティング家の跡継ぎ娘であり、「祖魔の姫騎士」の称号を持つルアナは「姫騎士これくしょん」計画を発動。

その計画とは、帝国に相対する周りの国の姫騎士を戦争で打ち倒し屈服させ自分のコレクションにするというものだった。

こうしてルアナはいまいちやる気のない従者ベニーを引き連れ、姫騎士への征服を開始するのだった!

ちなみに捕らえられた姫騎士は全身に敏感になる薬を塗りたくられ、くすぐり地獄にされたり、お尻をラケットでスパンキングされたりして堕とされていきます。

過度な拷問みたいなのはないです。

なんやかんやで丸く堕とされていくので安心。

 

とまぁこれだけ聞けば姫騎士のお嬢様が姫騎士を配下にしていく百合ハーレムものかな?と思いますよね。

誰だってそう思います。自分だってそう思います。

 

・バランスブレイカー、ベニー

この従者のベニーってのが厄介者なんだよねー。

従者が男だという点には百歩譲るとしよう。

登場人物全員が女の子じゃなきゃいけないというわけでもないし、たまに男が出てくるくらいなら逆にアクセントになっていいじゃないか!

でもこのベニーは踏み込んじゃいけないところまでガツガツ踏み込んでるんだよね。

 

まず百合好きは誰も喜ばないベニーとヒロイン達のお色気シーン。まだルアナに動力鎧を装着するために全身にオイルを塗るとかはわかる。

いるかいらないかでいったらいらないけど。

混浴でベニーがヒロインに迫られるシーンとかいる?そこルアナじゃないのかよ!Toloveるじゃないんだから・・・。

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ちなみにこのヒロインはベニーにゾッコン。主人公ってルアナだよな・・・?

これで百合作品というには少し厳しいかなと感じました。

ベニーがメインになる描写もあったりして、途中で本当はベニーが主役なのか?と思いました。

それなら素直にベニーを主人公にして姫騎士ハーレムものにしとけばよかったのでは?

 

 

しかもこのベニー、超強い。一騎当千の動力鎧を装備した姫騎士を素手で倒す程。

何…だと…

失われた武術とやらで姫騎士を次々とボコボコにしていく姿には無双かっけぇ!という気持ちより急に何・・・?という気持ちしかわきませんでした。

動力鎧とは一体・・・。姫騎士とは一体・・・。

そして見せ場を完全に奪われた姫様は置いてけぼりの状態。もちろん自分も。

 

 

そして何より一番行けなかったと思われるのがこの本を百合作品と思わせるように売り出したことでしょう。

紹介文を読めば誰だって百合ハーレム物だと思うはず。

 

姫騎士の姫騎士による姫騎士征服ファンタジーが、今ここに開戦!

ここまで言っておきながらこの内容とは・・・。

 

いや、いいんですよ、別に。何なら最初からベニーを主人公にして姫騎士を屈服させてハーレム物にしたり、素手で姫騎士相手に無双して俺tueee小説にしてもいいんですよ。最初からそういうものだと売り出してくれれば。

男を出すなというわけではありません。相関図に男が関わってくる百合作品もありますし、途中で男と付き合うというような百合作品もあります。

ただそれはその作品に必要な要素として男が出てきているのであって、明確な意図があります。

百合好きを煽るような紹介をし、中身も百合がしたいのか、俺tueeがしたいのか、普通のハーレムが作りたかったのかよくわからず、その結果読み終わって「何がやりたかったのかわからない」という感想しか残りませんでした。

二次元ドリーム文庫の最低でも、最重要点は踏み外さない百合作品を作るという意志を見習って頂きたい!

 

というわけで『姫騎士征服戦争』でした。

次巻が出るのかはわかりませんがもし百合ものに軌道修正されたとしてもなんか冷めてしまったので恐らく買わないと思いますw

でもどうやら普通のラノベ好きの方々にはそこまで評判は悪くないようなので、最初からヘテロのラノベとして読んでみるならいいのかも知れません。

百合好きにはお勧めしません絶対に。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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